2024-04-01から1ヶ月間の記事一覧

Moor Mother / The Great Bailout

Mary Lattimoreのハープとヴァイオリンに高らかで透き通った女声ヴォーカルが重なるオープニングは、Dawn Richard And Spencer Zahn「Pigments」にも通じる霊妙なジャズ・アンビエントだが、Lonnie Holleyのユニークな歌声とMoor Motherのスポークン・ワード…

Ariana Grande / Eternal Sunshine

Mac Millerの元カノだという事と、聴いてもいないのにそのMac Millerを「天使だった」と歌う「Thank U, Next」の歌詞に絆されたりもして、何となくAriana Grandeには良いイメージがあったのだが、やっぱりいざ聴いてみると場違い感が半端無い。何度聴いても…

Kim Gordon / The Collective

海外のレビューの中にはトラップという単語を用いたものもあり、それにしてはハイハットがシンプル過ぎる気はするものの、ヘヴィなサブベースの音圧を聴くと確かにその気持ちも解る。何れにせよヒップホップ由来のビートを基盤にした作品であるのは間違い無…

Killer Mike / Michael

M1からしてトラップとOutkastの出会いという感じで、André 3000やCeeLo GreenからYoung ThugやFuture、JIDまで、地元アトランタの同胞と後輩を総動員してAタウンのサウンドを総括・統合するような内容に仕上がっている。出身ではないものの、かの地に大いに…

Idles / Tangk

ブレクジット以降のUKのポスト・パンク、所謂クランク・ウェイヴと呼ばれるバンドの中では、例えばBlack Country, New RoadやSquidに較べると、中にはピアノ主体のバラードもあったりはするものの、相対的にギターとベースの存在感が強く、歌自体もメロディ…