2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Oval / O

このアルバムにおける変化は余りにドラスティックだ。 明確な構造や展開、そしてリズム(Markus Popp自身よるドラミングは本作における最大のトピック)といった要素はどれも以前のOvalのサウンドには皆無だったものであると同時に、それらは殆ど「音楽」と…

Summer Sonic 2010 8/7 Sat

Smashing Pumpkins 久々に観るBilly Corganは、とても穏やかでリラックスしているようだった。 スキンヘッドは相変わらずだったが、ゴスから一転してラフな格好で、ぎこちないながらもオーディエンスとのコミュニケーションを楽しんでいるようにも見えた。宛…

Skream / Outside The Box

La Rouxのリミックスのスマッシュヒットを考えれば、Skreamの新作がポップに振り切れた事もごく自然な成行きかも知れない。 Ruskoの俗っぽさはある種のハイプだと捉えていたが、正真正銘シーンのオリジネイターであるSkreamにここまでやられると、ダブステッ…

Jamie Lidell / Compass

前作のストレートなブルー・アイド・ソウルは随分愛聴したが、Jamie Lidellのテクノ・アーティストとしてのキャリアやWarp Recordsの先鋭的なイメージからの乖離が齎す意外性がその理由の一部だった事は確かで、それが永続的なシフトチェンジでない事もある…