2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧
2011年に余りにも評判に良かった本作を聴いてみたいと思った契機はJames Blakeとのコラボレーションだったが、幾重にもレイヤーされたファルセットのヴォーカルと、シンセサイザーやスライド・ギターにホーンやストリングス等の要素がエコー/リヴァーブ処理…
ダブステップの拡散が齎した「ポスト・ダブステップ」を、今のところ最も象徴するのがJames BlakeとMount Kimbieであるという意見が然して個人的なものだとは思わないが、ダブステップの「次」という意味では、RuskoやSkream & Benga = Magnetic Manが種を撒…
Airを好んで聴く人の大多数にとって入り口となったのは、恐らく「Moon Safari」及び「Sexy Boy」なのだろうが、自分が初めてそのサウンドに惹かれたのは映画館の中での出来事だった。 Sofia Coppolaの「The Virgin Suicides」という映画が無ければ今こうして…
レーベルとの悶着のうわさはデマだったのか、晴れてデビュー作に続いてBig DadaよりリリースされたSpeech Debelleの2作目。 生音主体のトラック・メイキングという点では前作同様だが、前作のサウンドがUK版のフィリー・ソウルとでも言えそうなオーセンシテ…
やはり旬なシーンの変化とは目まぐるしいもので、前作から1年余りでリリースされたジューク/フットワークのコンピレーションの続編では、その後のシーンの多様な展開を確認する事が出来る。ミニマルと呼ぶのが憚られるくらいの単調さや、シンプル極まりない…