2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧
エコーの効いたアンセミックで何の変哲もないシンセリフを始めとして、上物、ベース、ビート、どの音色を取ってもプリセットのように月並みで、ノイズと呼べるようなエクスペリメンタルな要素は一切無いのが、却って耳に新鮮だったりもする。 構成は至極単純…
M1のアンビエンスとその周囲で蠢く生き物のようなノイズの存在は、Panda Bearにも通じる電子音によるアミニズムとでも言うようなイメージを喚起させ、その点でニューエイジ云々と関連付けられるのも解らないではない。 ただ一方でM6のグリッチーなビートや、…
クリアな音響や矢鱈とアタックの強い明瞭なキック・ドラムを始めとしたメジャー感のあるプロダクションは、「Mellow Gold」や「One Foot In The Grave」から凡そ隔世の感がある。 ルーツ・ミュージックの盗用も、サンプリングによるエディット感覚も、ノイズ…
エレポップとグラム・ロックとチェンバー・ポップが入り混じったようなサウンドは、強いて2017年のリリースで言うならSt. Vincentに近いだろうか。 ただアッパーだった「Masseduction」に較べると、ビートは抑制されていてやや内省的でもあり、エレクトロニ…