2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Sleater-Kinney / The Center Won't Hold

エレクトリックなプロダクションやニューウェイヴィなアレンジメントからは濃厚なSt. Vincentの存在感が漂っており、お飾りのプロデューサーではなくかなり強力なクリエイティヴ・コントロールが与えられた、しっかりとしたコラボレーションであるのが窺える…

Freddie Gibbs & Madlib / Bandana

何を置いても先ずオープニングのジャパニーズ・イングリッシュの笑撃は捨て置けない。日本人には「モヤモヤさまぁ~ず」のナレーションでお馴染みのその音声は(つぶやきシローだとばかり思っていたが)、Hoyaが商業用に開発したVoiceTextという音声合成ソフ…

Bill Callahan / Shepherd In A Sheepskin Vest

冒頭、テープのヒスノイズ混じりのローファイな音像にLou BarlowのSentridohを思い出す。勿論聴き進むに連れて余程ちゃんと(?)している事は解ってくるのだけど、ボトムが効いたジェントリーな歌声も何処か似ている。微かに心地良く歪んだその魅力的な声は…

Thom Yorke / Anima

ベース・ミュージックやIDMを基盤としているという点では「The Eraser」(もう13年も前!)の続編といった印象で、より熟れて洗練された感はあるものの基本路線は変わらず、Thom Yorkeの新作と聞いて想像する範囲内のサウンドであるのは間違いない。Burialの…

Steve Lacy / Apollo XXI

洒脱なメロディからはやはりSteve LacyがThe Internetのソングライティングの核である事が解るが、The Internetと較べるとより音数も装飾も少なく、シンプルでコーラスの効いたロウなギターの音が基軸を担っている。GarageBandで制作されたビートは宅録感に…