2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Arca / Kick I

M1は喩えるならばインダストリアル版Asa-Chang & 巡礼? M4はグライムと同時に、トライバルなチャントのようなヴォーカルがOOIOO「Armonico Hewa」を連想させる。James Blake「Assume Form」にも参加していたネオ・フラメンコのスターRosaliaを迎えたM8は、…

Beatrice Dillon / Workaround

非西欧のパーカッションを採り入れたエレクトロニック・ミュージックは数多あれど、Aphex Twin「Digeridoo」にしろ、Shackletonの諸作にしろ、呪術的といった表現に表象されるエキゾティシズムを纏ってしまうのが普通だが、Beatrice Dillonの作るビートはタ…

Haim / Women In Music Pt. III

姉妹バンドによるポップ・ロックにそのバンド名、更には言っちゃ悪いが田舎臭いルックスから、思わずHansonなんかを連想してしまう。確かに毒気は一切無いし、M2等の何の変哲も無いパワー・ポップは蛇足だとしか思えないものの、シンバルを殆ど用いないドラ…

Charli XCX / How I'm Feeling Now

コンプレッサーでひしゃげたノイジーで耳障りなビートにアグレッシヴなラップが乗ったM1は、宛らインダストリアル・グライムの趣きで、或いは自身をM.I.A.の後継者に位置付けんとする宣言のようだ。M2ではチージーなポップス調に、全く無関係なハーシュ・ノ…