2016-05-01から1ヶ月間の記事一覧
複雑に蠢く電子音響や耳を劈くハーシュノイズ、ブレイクコアのような痙攣的な低音は、例えば一昔前のRichard Devineのエレクトロ・アコースティック等を思い出させる。 1トラックとしての纏まりは希薄で、キックやスネアはリズムを刻む役割よりも寧ろ装飾音…
ディストピックなファンファーレのようなイントロのM1や、続くM2のその重要なインスピレーション源の一つであるKevin Martinを思わせる可聴域ぎりぎりで唸る強烈な重低音は如何にもSteve Goodmanらしいが、満を持して導入されるM3のビートは、移り気なKode9…
前作ですっかりバロック・ポップのスターにのし上がった稀代の才女は、本作でポップ・シンガー/ソングライターとしての成熟度を更に高めている。 初期の宅録女子によるアンビエント/ドローンからは隔世の感を禁じ得ないが、やはり一切のセルアウトを感じさ…