2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Autechre / Sign

純然たるアンビエント/ドローン作品とは呼べないまでも、リズム/ビートに力点が置かれていないのは確かで、M2やM4等のノンビートには確かにOPNに接近するような感覚がある。勿論、本人達に確かめたところで冷徹に、完膚無きまで否定されるのがオチであろう…

Childish Gambino / 3.15.20

真っ白なジャケット(フィジカルのリリースが無いのでこう呼ぶのが正しいのか判らないが)に各トラックの開始時間を配した素っ気無い曲タイトル(Global Communication「76:14」へのオマージュ?、なんていう事は先ず無いだろうが)、リヴァーブによる変調さ…

Paul Weller / On Sunset

Paul Wellerの新作を聴くのは「Stanley Road」以来25年振りの事で、その間どのようなキャリアの変遷があったかは全く知らないが、総じて「Wild Wood」の直線上にあるサウンドで、意外な程に当時のイメージとの乖離は少ない。とは言え年相応に従来のブルー・…

Jessy Lanza / All The Time

Janet Jacksonを彷彿とさせる声は、Kelelaのクールネスを薄めて甘美さを加えて少しチャーミングにした感じとでも言ったら良いだろうか。サウンド面でもエレクトロニクス主体で、リズムのフックが豊富なR&Bという面でKelelaと通じる部分が多いが、Kelelaのラ…

The Strokes / The New Abnormal

The Strokesのファンだった事は一度もないし、寧ろ随分長い間疎ましいとさえ思っていたが、漸くここ数年できちんと「Is This It」を評価出来るようになった。「Is This It」以降の作品は未聴だが、The Strokesのファンが長年に渡って失望を繰り返してきたと…