アコースティック・ギターを基軸としてそこにドラムやベースが自己主張する事なく淡々と寄り添う。 強いて挙げるとすればスライドギターの音が特徴的で、慎ましやかだが僅かに彩りを付け加えている。スライドギターで思い出すのは坂本慎太郎「ナマで踊ろう」…

2018年のKanye West関連作 - Pusha T「Daytona」と自身の「Ye」そして本作 - はどれも収録時間が30分未満とごく短く、Kanye Westが何らかのコンセプトの下でそのようなアルバムを連発している事は疑いようがない。全て７曲で３作合わせて漸くCD１枚分という…

チリノイズで充満したサンプリング・ソースを極めてルーズに繋ぎ、投げやりにループした歪でローファイなビートは否応無くMadlibを思わせるが、同じように煙たくはあってもMadlibのビートはここまで空虚ではないし、もっとファンクネスもある。M2の継ぎ接ぎ…