2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Ninja Tune XX Tokyo 夜更けの巻

DJ Food & DK自分が初めて購入したNinja TuneのレコードはDJ Foodのアルバムだったし DKと組んだSolid Steelシリーズは最も好きなミックスCDの一つでもある。 その存在を知った時には既にColdcutの変名ではなくStrictly KevとPCのコンビだったが 自分にとっ…

Juzu / Re:Momentos Movements

改めてMoochyの作るトラックを聴いていると、その特徴である要素、例えば地を這うようなベースラインだったりダブ処理の多用だったりの多くは、ダブステップと共通する点でもあり、トラックによっては日本産ダブステップの一角と捉えられても無理は無い気が…

Deerhunter / Halcyon Digest

Animal Collective以降のアメリカのインディロックはこの一年くらいの内に一気にシットゲイズやグローファイ、チルウェイヴなどのサブジャンルにカテゴライズされたが、Deerhunterというバンドはそれら新しいサウンドの象徴のように扱われている印象がある。…

Mice Parade / What It Means To Be Left-Handed

かつてのThe Dylan Groupには、Tortoiseに次ぐポストロックの象徴的存在というイメージを持っていたし、その中心人物だったAdam Pierceの事はJohn McEntireやJim O'Rourkeと並ぶイノベーターとして認識していたが、久々に聴くMice Paradeの音源にそのイメー…

Taicoclub Camps '10

µ-Ziqのっけからの「Brace Yourself Jason」には流石に興奮した。 その後も「Lunatic Harness」辺り中心のセットリストで 古いファンには嬉しい限りだったが 淡々とそれらのトラックを繋ぐだけの内容で新鮮味は全く無かったと言って良い。 それでも大音量で…

Tommy Guerrero / Living Dirt

Tommy Guerreroという人は自分にとって、Money Markと並んで今は亡きMo' Waxのラウンジ面を象徴するアーティストであるが、当時James Lavelleが彼らを重宝した理由は良く解る気がする。 Tommy GuerreroとMoney Markの音楽性に共通して言えるのは特定の音楽ジ…

Slum Village / Villa Manifesto

噂ではこれで最後になるというSlum Villageのアルバム。 ジャケットに記されたJ Dillaの名前が確かにそんな覚悟を感じさせもする。 ただDe La SoulやA Tribe Called QuestのPhifeに、QuestloveやDweleといったSoulquarians周辺、そしてJ Dillaの実弟であるIl…