2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧

Kendrick Lamar / Mr. Morale & The Big Steppers

朴訥としたピアノの調べに不釣り合いな風切音のようなノイズが左右にパンニングされる冒頭から、突如高速ブレイクビーツに切り替わりストリングスが彩りを加えるM1は実にエキセントリック。久々のFlying Lotusとのコラボレーションかと思ったがクレジットの…

Wilco / Cruel Country

M1は誰か別のメンバーが歌っているのかと思ったが、クレジットを見る限りではヴォーカルは全てJeff Tweedyとなっており、まるでBob Dylanの歌真似でもしているかのようだ。自伝でもBob Dylanへの敬愛を表明しているJeff Tweedyの事だから全く有り得ない話で…

10 Best Albums Of 2021

Tyler, The Creator / Call Me If You Get Lost Little Simz / Sometimes I Might Be Introvert Loraine James / Reflection Jpegmafia / LP! Darkside / Spiral Arca / Kick III Arca / Kick II Tirzah / Colourgrade Nala Sinephro / Space 1.8 Lana Del R…

Girlpool / Forgiveness

ノイジーでグリッチーなオープニングこそやや新鮮な感じもあるが、仄かにオートチューンが掛けられたヴォーカルが入ると一気に有りがちなドリーム・ポップ/シンセ・ポップに転落する。後半に音圧強めのドラム・ビートとウォブル・ベースが入ると、一気にBea…

Klein / Harmattan

どんな経緯があったのかは知らないが、Hyperdubからではなくクラシック専門のレーベルからのリリース。とは言え中身はエクスペリメンタルなエレクトロニック・ミュージックなのでしょう、と幾分舐めて掛かったところ、M1はタイトル通りの純然たるピアノ曲で…

Kehlani / Blue Water Road

Sydの新作(未聴)は「Fin」から随分モード・チェンジしている模様だが、そのSydと懇意(?)のKehlaniの新作は、ビートの多くがトラップ・ベースでありながら、抑制の効いた上物と歌唱によって全体を覆う至ってクールな(要するエモくない)質感が確かに「F…