2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Shackleton / Music For The Quiet Hour / The Drawbar Organ EPs

ミニマルとの親和性云々の一方で、目まぐるしく展開するShackletonの音楽にトラックという単位の意味が余り見出せていなかったが故に、前半のShackleton版「Long Season」といった5部構成には至極しっくりくるものがあった。 まるでディジュリドゥのような揺…

Death Grips / The Money Store

故意かと疑いたくなるほどの稚拙なラップはDose Oneと較べようも無いが、耳障りな音像やヴァース/コーラスの非連続性等にはAnticonと言うか、具体的にはThemselvesを彷彿とさせるところもある。ウォブリーな低音がLornなんかの最近のインスト・ヒップホップ…

Dirty Projectors / Swing Lo Magellan

Bjorkとのコラボレーションを鑑みればやはりと言うべきかAmber CoffmanとAngel Deradoorianの声はこれまでにも増してより楽器的に使用されている(何せ女性陣がリード・ヴォーカルを取る曲はたったの1曲しかない)。 「Bitte Orca」で聴かれたような大仰なギ…

Ariel Pink's Haunted Graffiti / Mature Themes

M1の高らかに鳴り響くオルガンの音色は、まるでThe Doorsみたいで、前作の80's臭さに対して本作の前半部分には60'sを思わせるところがある。ローファイこの上無かった音像は、拍子抜けするほどクリアになり、悪ふざけとしか思えなかったコーラスワークは、M3…